歯学部 難病(がん)ユニット

歯学部 難病(がん)ユニット

分子情報伝達学分野

メンバー

教授

中島 友紀

助教

小野 岳人,林 幹人

分子情報伝達学分野 中島友紀教授

教授 中島 友紀

分野概要

骨は、破壊と形成の絶妙なバランスによって動的な恒常性を保ちながら、常に生まれ変わっている臓器です。この再構築は、破骨細胞が古くなった骨を壊すことで一連のプロセスが始まり、骨芽細胞により新しい骨が充填されていきます。骨に埋没した骨細胞は、神経細胞様の細胞突起によって骨内の骨細胞同士だけでは無く、骨表面の破骨細胞や骨芽細胞とも密接にコンタクトしていることが知られています。本研究室では、骨を構成する細胞とその細胞間ネットワークの制御機構を、遺伝子改変マウスを用いて生体レベルで明らかにすることで、骨の動的な恒常性維持機構と破綻メカニズムを理解し、革新的な治療戦略の確立を目標に研究に取り組んでいます。

  • 口腔病理学授業風景1

研究活動

  1. 1.骨リモデリングの制御機構の解明
  2. 2.オステオネットワークの解明
  3. 3.骨のメカニカルストレス感受・応答御機構の解明
  4. 4.ヘ骨疾患の治療標的分子の探索

教育活動

学部では、歯学部歯学科2学年「硬組織生化学の分子的基盤」「生命の分子的基盤実習(分子生物学)」、3学年「骨のバイオロジー」、5学年「長寿を支える硬組織のバイオロジー」を担当、一貫した硬組織の集中化講義を実施しています。また、本学医学科2学年「骨免疫学」、口腔保健学科1学年「歯と歯周組織の生化学」でも講義を担当し、骨生物学の観点から最新の情報を提供しています。