歯学部 難病(がん)ユニット

歯学部 難病(がん)ユニット

口腔顔面痛制御学分野

メンバー

准教授

脇田 亮

助教

山﨑 陽子

助教

西山 暁

口腔顔面痛制御学分野 脇田亮准教授

准教授 脇田 亮

分野概要

口腔顔面痛制御学分野は疼痛制御学分野として発足し、口腔· 顎· 顔面領域における痛みの発症機序、制御機構および認知機構の解明の研究を行ってきましたが、このたび顎関節口腔機能学分野と統合して口腔顔面痛制御学分野として新しく発足しました。研究内容としては、これまでの疼痛制御学分野の研究に加え、機能障害(顎関節症など)および口腔顔面領域に関連した異常機能にかかわる研究内容を取り入れました。本分野は、口腔· 顎· 顔面領域の疼痛管理を通じ、個人および公衆の全身的健康レベルの向上を使命とする専門職として、歯科医学、歯科医療の向上に貢献できる人材育成を行っています。

口腔顔面痛領域の慢性疼痛に対してACイオントフォレーシスなど非侵襲的な治療法の開発に力を注いでいます。

口腔顔面痛領域の慢性疼痛に対してACイオントフォレーシスなど非侵襲的な治療法の開発に力を注いでいます。

診療

(1)痛み
歯科治療に関連した難治性の痛み、三叉神経痛、舌痛症、悪性腫瘍に伴う痛み、外傷に伴う痛み、ならびにその他の痛みを主訴とするすべての疾患


(2)異常感覚、知覚麻痺
歯科口腔外科に関連した知覚麻痺,中枢性の知覚麻痺や口腔粘膜、歯、顎、顔面などのさまざまな不快な感覚、味覚異常、口腔乾燥など


(3)運動麻痺、異常運動
顔面神経麻痺やオーラルジスキネジア、舌の異常運動、痙攣など


(4)顎関節症、ブラキシズム、咬み合わせ異常感など
上記の疾患、症状に対し、歯学部附属病院のペインクリニック外来と顎関節治療部にて西洋医学的療法だけではなく東洋医学的療法をも取り入れた全人的医療を行っています。

研究


(1)神経障害性疼痛に関する発症機序および治療法に関する研究


(2)口腔顔面領域の異常感覚に関する研究


(3)顎口腔顔面領域の慢性疼痛の発症機序および治療法に関する研究


(4)顎関節症の発現・維持への寄与因子に関する研究


(5)顎関節症患者の精神的問題と身体症状に関する研究


(6)睡眠時ブラキシズムの変調因子に関する研究

教育


学部教育では、講義、チュートリアル、研究体験および臨床実習を通じて、口腔顔面領域における痛みや異常感覚、機能障害(顎関節症など)ならびに口腔顔面領域に関連した異常機能(ブラキシズム、ジストニア、ジスキネジア)にかかわる検査や診断、治療法に関する臨床教育を行います。大学院教育では、国際的水準を超える独創的研究成果を挙げ、次世代を担って国際的に活躍できる口腔顔面痛領域の疼痛学の指導者、研究者並びに高度専門的職業人の養成を行います。


歯学科


1年

最新の歯学(モジュール:歯学入門)
早期臨床体験実習(モジュール:歯学入門)


3年

顎口腔顔面痛(モジュール:病態科学演習)
咬合異常(モジュール:病態科学演習)
咬合回復基礎(モジュール:咬合回復)


4年

研究実習


5年

顎口腔領域の神経疾患(モジュール:顎口腔医療)
ペインクリニック(モジュール:全身と歯科医療)
口腔顔面痛(モジュール:発展歯科臨床)
顎機能障害(モジュール:発展歯科臨床)
オクル―ジョン(モジュール:課題統合セミナー)
包括臨床実習・包括臨床実習PhaseⅠ(モジュール:包括臨床実習)
包括臨床実習・包括臨床実習PhaseⅡ(A)(モジュール:包括臨床実習)


6年

包括臨床実習・包括臨床実習PhaseⅡ(B)(モジュール:包括臨床実習)
口腔保健学科


4年

顎関節症患者の健康評価(科目名:全身と口腔の健康評価、授業題目:健康評価2) 臨床実習


大学院

口腔顔面痛制御学