学部生・大学院生の指導方針
学部・修士課程
当分野では、多くの学生が学部生の段階から研究を開始し、修士課程までの3年間を通じて研究に取り組んでいます。学部・修士課程では、能動的な情報収集、実験技術の習得、実験データの取得・評価・考察、そして研究発表の方法について丁寧に指導します。修士課程で培った課題解決能力は、博士課程への進学はもちろん、就職活動や社会での活躍にも大いに役立ちます。
博士課程
当分野では、博士課程から研究を開始する方だけでなく、修士課程から進学する方も在籍しており、研究の習熟度に応じたきめ細やかな指導を行っています。博士課程では、自身が主導的に研究を進めるために必要な、研究の立案・計画・実施・論文執筆・プレゼンテーションなどの能力を総合的に身につけられるよう指導します。また、研究や開発の全体を主導できる研究者や高度な専門技術者の育成を目指しています。さらに、日本学術振興会特別研究員や各種奨学金の申請についても積極的にサポートし、学生のキャリア形成を支援します。
学部教育
学部教育では、歯学部歯学科の第1学年における「遺伝の分子的基盤」「細胞機能の分子的基盤」および「生命の分子的基盤実習」を担当している。「遺伝の分子的基盤」では遺伝子からタンパク質合成への流れに基づく生命現象ならびに遺伝子工学の手法と応用、ヒトゲノムの解析についての講義をおこなっている。「細胞機能の分子的基盤」では生体膜の構造と機能および膜輸送、細胞内物質輸送、細胞外マトリックス、細胞骨格に関わる分子の構造・機能および制御についての講義をおこなっている。また「生命の分子的基盤実習」ではタンパク質の性質を知るための生化学的手法を指導している。